H24年7月20日 毎日新聞より

県立小児医療センター:移転問題 患者家族、大半不安抱え 運転や通院時間−−県がアンケ /埼玉

毎日新聞 2012年07月20日 地方版

 県は、県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)のさいたま新都心地区(同市中央区)への移転について、外来患者の家族を対象に実施したアンケート結果をホームページで公表した。回答した2115人のうち、移転には「心配ない」と答えたのは255人(12・1%)にとどまった。患者家族の大半は車いすを載せるなどした自家用車で通院しており、移転先までの運転や通院時間に不安を抱えている実態が明らかになった。

 県は移転後も病院機能の一部を現在地に残す方針で、どのような機能を残すかを探ろうと、外来患者の家族を対象に4〜5月にアンケートを実施。6069人にアンケート用紙を配り、2115人(34・8%)から回答を得た。

 かかりつけの診療科を複数回答で尋ねたところ、患者1人の平均は2・49科だった。最大で14科を受診している患者もおり、現在地に残す診療科選定の難しさをうかがわせた。通院方法(複数回答)では1957人が自家用車と回答。移転した場合の心配(同)として「運転の負担」(1329人)や「通院時間」(1164人)が目立った。

 県は18日から2次アンケートを実施中で、8月13日に締め切る。これらの結果を踏まえ、現在地に残す機能を検討する。【西田真季子】