上田知事のブログより H24年3月8日

3月8日(木曜日)の一打 「県立小児医療センターの話題についてパート2」2012/03/08 12:00 pm

 昨日の予算特別委員会において、民主党・無所属の会の浅野目議員から、県立小児医療センターの移転について質疑がありました。

 議員自身のお子さんも800グラムで生まれたということで、県立小児医療センターの新生児集中治療室、いわゆるNICUに長く入院していたということであります。現在は25歳の立派な好青年になっています。まさに県立小児医療センターによって命を救われ、そして立派に成長されたという大変素晴らしい話であります。

 こうした経験を持つ浅野目議員からは、現在までに救われた命がどれだけあるのか、そして、受入れ人数が少ないゆえに救われなかった事例はなかったのかという、まさに浅野目議員の強い思いがこもった質問がありました。

 この質問に対しては、病院事業管理者が具体的に説明をしました。

 県立小児医療センターは、昭和58年に開設して以来、29年間で未熟児・新生児科で11,279人の入院患者を受け入れ、結果として多くの子どもさんの命を救うことができました。現在、NICUは15床です。平成22年度は441人の新生児を受け入れたということであります。
 一方、NICUが満床などの理由で、やむを得ず、未熟児・新生児科で受入れを断ざるを得なかった件数は、平成21年度が244件、22年度が150件、23年度は2月末までで184件ということであります。
 このようなことからも受入れ人数が不足しているのは、明らかであります。

 しかし、現在の場所では、建て替えのための空間や耐震上の課題、地盤の良し悪しを含めて多くの問題があります。さいたま新都心第8-1A街区に移転すれば、これらの問題の解決が図られます。病院施設の拡大により、NICUは更に15床増やす計画であります。これにより、新生児の受入れ人数も倍に増やすことができます。この増床によって、これまで満床などによって受入れができなかった200人程度の新生児を受け入れることができるということになります。更に多くのお子さんの命を救うことができるのではないかと考えます。

 このようなこともあって、建て替えを機に移転することを考え、移転するなら一番良い場所ということでさいたま新都心を選んだわけです。