TBSテレビホームページ 噂の現場 3月2日放映より

何故、小児病院が移転?!患者家族が猛反発!

県立小児治療医療センター移転問題
取材をはじめた当初「一分一秒でも早く小児医療センターへ着きたい」「渋滞のある場所への病院移転は子どもの命にかかわる」と家族の訴えが理解できなかったのです。
正直、家族のエゴ?と思ったほどです。しかし、取材を重ねると…「渋滞の不安」「環境の不安」「駐車場の不安」と切実な訴えの一つ一つが、全てが子どもの命にかかわるということが分かりました。
県立小児医療センターは、町の小児科では対応できない子どもの難病を診療する3次医療の病院なのです。
番組宛に届いた手紙には「新都心へ向かう渋滞の中、泣きながら運転するパパママを増やすことだけはお願いですからやめてください」という切実な思いが多数寄せられました。

取材中こんな話を聞きました。病院で知り合った友達の両親が通院に時間がかかるので、上尾から病院のある岩槻への引越しを考えていたそうです。その方の祖父の家が岩槻にあったため紹介したのですが、手続きをしている途中お子さんが亡くなってしまった。
「子どもが辛い思いをしていたら一秒でも早く病院に行きたい。どんな犠牲があっても側にいられるようにしたい」とお子さんを亡くしたお母さんが言っていたそうです。

今回取材を受けていただいたAさんは、東京から病院近くに引っ越しされ家族全員で頑張っています。同じような思いの方が20家族もいるのです。そういう人たちに対して、移転する理由を県はきちんと説明すべきです。出来なければ移転は行うべきではないと思う現場でした。
最後に取材を受けて頂いた患者家族会の皆様に、心よりお礼申し上げます。

(ディレクター 野崎高伸)