知事の発言 11年7月1日

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年7月1日更新

知事記者会見要旨

1 日 時:平成23年6月2日(木曜日)15時00分~15時40分

2 場 所:知事公館大会議室 

3 概 要 【さいたま新都心第8-1A街区の整備について】

 さいたま新都心8-1A街区の整備については、昨年来、清水さいたま市長とも相談しながら検討してきたところであるが、今回、街区の整備イメージの案を取りまとめたところ、おおかた清水市長に賛同をいただいたので、さらに内容を詰めながら整備を進めていきたいと考えている。
 また、昨日、都市再生機構を含む三者協議会を開催し、県の考え方を示したところ、合意をいただいている。
 8-1A街区については、埼玉の辻として賑わいの振興が大きなスキームであった。
 また、県や市の財政的な負担を極力押さえる考え方を進めてきて、タワー誘致活動を行った経緯もあったが、残念ながらスカイツリーが第一優先順位となった。
 二番目に、コンペで民間活力の活用を検討したが、開発予定者であった三菱地所グループが経済情勢の悪化を理由に撤退してしまった。
 それ以降、県とさいたま市、都市再生機構の3者で今後のスキームについて検討してきた。県民の世論調査では、知事に就任したころは「治安や犯罪防止」に県民意識が高まっていたが、直近では「高齢者介護や医療充実」の意識が高まっている。よって、賑わいづくりから、県民が最も求める医療について検討を進めていた。
 幸いにも、さいたま赤十字病院が平成27年度までに耐震改修を行う必要があり、また、小児医療センターも平成27年度までに耐震改修を行う必要がある。日赤は一部壊しながら新しくする方式を考えており、小児医療センターもより多くの県民に活用していただく必要性があった。加えて、周産期と小児は密接な関係がある。日赤には高度な周産期医療機能があり、小児医療センターには高い技術がある。
 例えば、家族で交通事故にあった場合、大人は日赤・子供は小児医療センターに搬送することもできる。周産期については、多産や低体重児など困難な出産の場合に、日赤はNicu(新生児集中治療室)が3床しかないため、新生児の治療を小児医療センターで行うこともできる。今後はNicuの増床なども行い、それぞれの機能分担ができると考えている。
 日赤にはヘリポートも備えて高度な救命救急センターの機能を果たしながら、子どもの患者の場合は、小児医療センターを利用することもできる。整備の方向性については、両病院を核として一体的に整備する。また、さいたまスーパーアリーナは防災活動拠点施設に位置付けられており、被災者の受け入れができる。新都心の官庁の中でも、国土交通省は防災センターの機能も備えていて、本省が被災した際には、こちらで全国の指揮を行うなどする。
 また、日赤は災害拠点病院でもある。さいたまスーパーアリーナでの被災者に対して、日赤に移動して医療を行うこともできる。
 さいたま新都心8-1A街区は、従来の賑わいの機能を十分に果たすことはできないが、県民の求めている「周産期と小児の医療の不足解消」であれば、おおかたの御理解をいただけると考えている。必ずしも民間主導でなく官主導であっても意味をもつものであると思っている。
 このような考えで、できるだけ早急に、耐震改修の期限もあるので平成27年度までに埼玉県・さいたま市の安心・安全のために全面的に展開していきたい。